ERWEKA / エルヴェカ社(ドイツ)
崩壊試験器ZT730〈自動終点検知式〉
崩壊試験器の最新技術である磁気センサーを使った錠剤崩壊終点の自動検知
(崩壊時間の自動測定)
固形製剤により試験液が濁ってしまい崩壊の状態を確認しづらいサンプル等に最適
特長
- マグネットディスクによる崩壊時間の自動検知
- 最大200製品/メソッド、約100万回分の試験結果を保存
- 排水・洗浄しやすいアクリル製恒温槽
- 新開発ケーブルレス エアーバスケットにより試験前後のバスケット着脱時間を短縮
- 丸ごと機械洗浄可能な耐腐食性バスケット
- USP/EP/JP準拠
- DI対応/監査証跡閲覧/ユーザー管理機能
概略仕様
ERWEKA社製崩壊試験器 ZTシリーズには、ハイエンドモデルである最新機種ZT730の他にも複数のモデルがあり、用途に合わせて自動終点検知式とマニュアル式をお選びいただけます。崩壊試験とは、既定の試験条件で錠剤、糖衣錠剤(コーティング錠剤)、丸剤などの固形製剤について試験液での崩壊の具合を評価する試験方法です。JP/USP/EP準拠のバスケットタイプAの他、EP準拠のバスケットタイプBをご使用頂けます。
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ZT 120 light シリーズ:リーズナブルな価格が強みの、目視での崩壊試験を行うためのエントリーモデルです。
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ZT 320シリーズ: 試験時間の設定を行うことで自動で試験の開始/終了を行うことができます(錠剤など固形製剤の崩壊を自動検知することはできません)。
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ZT 730シリーズ: 磁気センサーによる、サンプル崩壊の自動終点検知式崩壊試験器です。固形製剤サンプル崩壊検知後、崩壊時間は
自動で装置ディスプレイに表示されます。ケーブルレス、エアーバスケット搭載により試験準備時間を短縮します。
バスケットは機械洗浄でき、耐腐食性です。最大200の製品/メソッド登録、100万回の試験データが保存可能です。
恒温槽は本体内蔵のフロースルーヒーターにより加温され、PT100による温度管理が可能です。また恒温槽は本体背面の排水口の他、
恒温槽を取り外して直接排水することも可能です。制御は7インチのタッチスクリーンにて行われ、最大100件の製品/試験情報を
保存可能です。
名称 | 外観 | 終点検知 | バスケット数 | バスケット制御 | 崩壊試験 開始/終了 |
メモリ容量 |
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ZT120 light シリーズ |
マニュアル | 1~2連 | 同時制御 | 手動 |
ー | |
ZT320 シリーズ |
1~4連 | 手動※ |
ー | |||
ZT730 シリーズ |
自動終点検知式 | 1~2連 | 個別制御 | 自動 |
最大200製品/メソッド登録 約100万回分の試験結果保存 |
※指定した時間に自動でバスケットを上げ下ろし、試験を開始/終了させるオプションあり
試験前セッティングは数秒で完了! 簡単3ステップ
この製品に関する動画
用途・事例
用途
錠剤/カプセルの品質管理・研究開発
・最新の薬局方に対応したZT730は新しい製剤の研究開発に適しています。
事例
- 搬送物:濃色錠の測定
- 装置:ZT720
- 課題:錠剤の色が濃く、試験液中の様子が見えないため崩壊時間の測定が難しい
- 解決方法:補助盤を利用することで測定が容易になった