In Vivo予測用溶出試験器 GIS-α
胃→十二指腸→空腸→回腸を模したトランスファーモデルかつ吸収予測可能なバイフェージックモデル
特長
- 溶出・吸収の傾向を1台で予測可能
概略仕様
GIS-αは、ミシガン大学で提唱されたGIS(Gastro Intestinal Simulator)をベースに開発したIn Vivo予測のための画期的な溶出試験器です。
ベッセル間の送液、パドルの回転速度、ベッセルサイズの個別設定、全ベッセルのpHの常時モニタリングができ、それらのログが残ります。
消化酵素の注入から、各コンパートメントのトランスファーと小腸パートでの吸収までを一つの実験系として使用することが可能です。
pHは各ベッセル間をあらかじめシミュレートした内容に基づき送液量をコントロール出来ます。
全12個のペレスタリックポンプの校正は画面操作で楽に行えるなど、使いやすい設計となっています。
パドルの回転数、送液速度、実際に即したpHの設定を行うことにより溶出プロファイルの再現性が向上します。
特にBCSクラス2及び4に対しての予測の有効性が様々な研究で確かめられています。
また、本装置の機能を駆使することで、各研究機関での様々なアイデアを試すことが出来ます。
GIS-αのエキスパートでもある爪康浩博士のGIS-αに関する論文が
the Journal of Pharmaceutical Sciences (JPharmSci®) (http://www.jpharmsci.org/)に
Most Original and Most Significant Scientific Findings:最も独創的で最も画期的な科学的発見として選ばれました。
論文名:"The introduction of a new flexible in vivo predictive dissolution apparatus, GIS-alpha (GIS-α),
to study dissolution profiles of BCS class IIb drugs, dipyridamole and ketoconazole."
(Vol. 109, Issue 11, pages 3471–3479)
<試験液の流れ>
ベッセル数 | 10 (胃・十二指腸・空腸・回腸)×2連、 分泌用ベッセル(胃液、十二指腸液)×2 |
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ベッセルサイズ | 20ml / 50ml / 100ml / 200ml / 400ml /1000ml |
制御 | ・ペリスタリックポンプによる個別流量設定 ・パドル回転の個別制御 ・全ベッセルのpH個別モニタリング ・サンプリング位置 |
寸法 |
W1640×D607×H1060mm |
用途・事例
経口製剤の溶出挙動及び吸収の予測及び研究