非破壊ヘッドスペースアナライザー
Laser Space Analyzer
LSA-Mシリーズ マニュアル測定モデル
バイアル・アンプル・PFSなどの透明容器のヘッドスペース部の酸素濃度、絶対圧、水蒸気圧、二酸化炭素濃度を完全非破壊かつ数秒で測定
特長
- 容器完全性試験 USP43-NF38に準拠
- 測定時間:1検体あたり数秒 標準設定時5秒
- 完全非破壊:貴重なサンプルを何度でも測定でき同一品の追跡試験が可能
- 校正は校正用標準バイアルを使用(当社で提供)
- 最大2センサーまで搭載可能
- 使いやすさと精度を追及した三つ爪支持機構
- 日本語ソフトウエア CFR21 Part11対応
概略仕様
LSAは、周波数変調分光理論(Frequency Modulation Spectroscopy theory)を用いた、弊社独自開発の光源システムである Laser Space Analysis Technology(以下 LSA テクノロジー)により、酸素濃度、絶対圧、水蒸気圧、二酸化炭素濃度を測定できます。
さらに、同理論を用いH2O の測定結果から圧力値を求めることが可能です。
本機はマニュアルモデルで、バイアル・アンプル・PFSを1本ずつ測定いたします。
測定部(三つ爪指示機構)
*新製品 LSA-M/Bが2021年3月に発表されます。
輸液バッグが測定可能になります。従来のバイアル、アンプル等容器も従来通り測定可能。
用途・事例
- バイアル等の容器完全性試験(CCIT)※全数測定可能
- リーク試験
- 凍結乾燥製剤の品質試験
- 窒素置換率の測定による窒素封入の最適化
- 酸化の影響を受けやすい製剤における、酸素濃度の時系列に沿った研究
- 二酸化炭素濃度の測定による微生物の存在の確認
- 不良製品の原因究明
- 凍結乾燥製剤の乾燥具合、二酸化炭素の流入、減圧状態の保持などの品櫃試験
- 安定性試験としてのCCIT及び品質管理として
*レーザーが透過可能な容器であれば、褐色バイアル等でも測定可能です。
精度は容器自体の厚みの誤差の影響を受けるため容器により異なります。