OBLF / オービーエルエフ社(ドイツ)
発光分光分析装置(標準モデル)
GS1000-Ⅱ
発光分光分析装置の世界トップメーカー OBLF社が開発した標準モデルです。
特長
- 抜群の繰返再現性と長期安定性
- アルゴンガス消費量:極端に少ない(待機時)
- 真空ポンプ:稼働率約5%
- 消耗品:少ない
- 故障要因を可能な限り排除した堅牢性の高いデザイン
- 中小企業経営強化税制登録機種
弊社ショールームでデモンストレーション可能です
お気軽にお問合せください
概略仕様
発光分光分析装置GS1000-Ⅱは、本体正面幅600mmとコンパクトなサイズでありながら、上位機種のQSN750-Ⅱ/QSG750-Ⅱ同様に抜群の繰返し再現性と長期安定性に優れたOBLF社の標準モデルです。洗練された
デザイン(機能美・設計思想)と大量生産には成し得ない、受注生産だから出来る緻密で頑強な構築は、優れた分析結果と真空ポンプ
稼働率および待機時アルゴンガス消費量の大幅な低減をこの1台で実現することに成功しました。
OBLF社とは?
OBLF社はクラフトマンシップ(職人魂)と高い技術力、自社が掲げる『Quality First(品質第一)』の信念に基づいて、高品質で
高性能な発光分光分析装置を日本以外にも世界の様々な国へお届けしています。OBLFのクラフトマン達が心血を注ぐ、ものづくりへの
熱い拘りがあればこそ世界トップクラスの発光分光分析装置が作り出されるのです。
発光分光分析(発光分析、固体金属発光分光分析)とは?
発光分光分析とは、スパーク放電により固体金属中に含まれる元素成分を分析して定量化する『固体金属向けの多元素同時分析装置』です。発光分析と略される場合もあります。
発光分析の手順は、初めに分析対象である固体金属試料にスパーク等による高エネルギーを照射し、金属試料中の原子を励起状態にさせます。金属試料中の原子が励起状態から安定な状態に戻る際に、元素毎に固有な波長を持つスペクトルを放射(発光)します。
このスペクトルを装置内光学系部分の回折格子(プリズム)にて元素毎のスペクトルに分光させ、固有なスペクトルを受光部(光電子増倍管、またはPMT、フォトマルチプライヤー)にて検出します。
受光部では、元素固有スペクトルの発光強度を測定します。発光分析では、発光強度と成分含有率は一定の関係があるので、検量線プログラムにより金属試料中の成分含有率が計算されます。
装置仕様
光学系 |
焦点距離500mmのパッションルンゲマウンティング |
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光学系容器イメージ |
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真空チャンバー |
ポンプ稼働率約5%の高気密処理真空タイプ |
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(積分基板、A/D変換基板等も内部に設置) |
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プロファイリング |
全自動 |
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イグナイター |
半導体式(無電極タイプ) |
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分析試料クランプ |
ニューマチック型 |
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ユーティリティ |
アルゴンガス純度:99.999% |
電源:単相200V |
本体寸法・重量 |
幅×奥行き×高さ=600mm×1,070mm ×1,255mm /重量:約250kg |
用途・事例
用途
- 鉄鋼、鋳鉄、アルミニウム合金、銅合金、亜鉛合金、マグネシウム合金などの固体金属に含まれる成分の多元素同時分析。
- 鋳造メーカー、製鉄メーカー、ダイカストメーカー、非鉄合金メーカー、電炉メーカーでの品質管理(炉前分析、製品分析)や特殊合金の研究開発など。
- 金属スクラップ原料の受入検査にも使用可能。
事例・実績
事例
- アルミ一次・二次合金メーカー/繰返し再現性が良好になり分析値への信頼性がUP。
- 自動車メーカー鋳造工場/慣らし放電や部品交換がほぼ無くなり分析作業の効率UP。
- 鋳造メーカー/待機時のアルゴンガス消費量が減少してランニングコストが大幅に低減。
実績ユーザー様
- 鉄/非鉄鋳造製品メーカー、製鐵/電炉メーカー、自動車メーカー、アルミインゴットメーカー、
ステンレス鋳鋼メーカー、原動機/発動機メーカー、建設機械メーカー、アルミ建材メーカー、
銅合金メーカー、マグネシウム合金メーカー、亜鉛合金/製錬メーカー、
金属スクラップ販売/リサイクル事業 …etc.