Agilent Technologies / アジレント・テクノロジー社(アメリカ)
空間オフセット型ラマン分光装置 RapID(ラピッド)
開封なしの原材料同定
次世代型ラマン分光装置
特長
- 不透明な容器
- 紙袋越しの測定が可能
- 蛍光を発する試料も測定可能
- サンプルへのダメージ≒0
概略仕様
ラマン原材料同定 (ID) 検証のための次世代ポータブルシステムです。透明なパッケージから不透明な色付き容器に至るまで、高スループットの分光分析を実現します。
医薬品メーカーにとって、不透明な容器に入った原材料の同定試験は、ボトルネックとなることがあります。内容物を検証するには、容器を開け、サンプリングと試験を行い、再封入するという作業専用のサンプリングエリアが必要になります。RapIDの空間オフセット型ラマン分光 (SORS) 技術は、原材料の非破壊的な同定検証に最適な独自のラマン技術です。RapIDのオペレーターは、不透明な容器や色付きのパッケージ越しに容器の内容物を数秒で検証できるため、原材料を即座に生産ラインに引き渡すことができます。これにより、原材料の取り扱いやラボでの試験にかかる時間が短縮され、1 バッチあたり数時間から数日かかっていたオーバーヘッドが、わずか数分に激減します。
こんなお悩みはありませんか?
RapIDを使えば受入検査の工程を減らすことができます!
<受入検査工程(一例)>
一般的な受入検査 | RapIDを使った受入検査 |
・受入原材料はID試験原則必須 ・通常、容器は開封する必要がある (1) ラマンを使用しての透明瓶や透明袋越しでの測定 (2) サンプリングしたものをQCラボにてFTIR分析 |
・有害化学物質への暴露リスクを軽減 開封する必要がない ・製品の無駄を減らす 空気にて劣化/変質するものに関して、貯蔵寿命が保たれる ・在庫レベルの削減 空間オフセット(SORS)技術にて原材料をより迅速にリリースする事が可能と なり製造需要に対応できる為、安全在庫をより小さくする事ができる |
どんなものを未開封で測定できるの?
※お手数ですが「RapIDリスト希望」と明記願います
<RapID アプリケーションノート>
Agilent RapID ラマンシステムを用いた バイオ医薬品製造における原材料の同定検証 |
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Agilent RapID ラマンシステムを用いた ポリソルベート 20、40、60、および 80 の容器越しの同定検証 |
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Agilent RapID ラマンシステムを用いた 無菌製品製造における原材料受入確認試験 |
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PIC/S GMP Annex 8 で求められる 出発原料の全数確認試験への対応を目的とした Agilent RapID 空間オフセット型ラマン分光装置の適用 |
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【技術概要】空間オフセット型ラマン分光を用いた原料の確認 | ダウンロード |
この製品に関する動画
用途・事例
用途
医薬品原材料の受け入れ確認の効率化
事例
倉庫や原材料保管環境での使用:
パッケージ越しでも確実に原材料を同定できること、手袋越しに操作できること、バッチ・原材料、容器情報のバーコードを読み込めることで受け入れ確認の効率化を図りました。