Bruker Handheld / ブルカーハンドヘルド社（アメリカ）
ハンドヘルド蛍光X線分析装置 S1 TITAN

金属スクラップ受入検査・高速成分分析・材料判別に最適
蛍光X線によりMgからUまでの元素を非破壊で判別・仕分けできるハンディ成分分析装置

特長

顧客志向な低価格 290万円～
高速で正確な蛍光X線（XRF）分析
世界最軽量バッテリー込み約1.5kgのハンディタイプ
金属材料や合金種判別機能（Grade ID）搭載
400種以上の合金が登録されたライブラリー
簡単な操作のみでの報告書作成機能
暗号化による安全なデータ保存
スモールスポット/カメラオプション
高温試料/パイプの測定が可能
中小企業経営強化税制登録機種

　機器の持ち込みデモンストレーション可能です
　お気軽にお問合せください

カタログ　PDFダウンロード 03-3730-6061

概略仕様

金属スクラップの仕分けに最適なハンドヘルド蛍光X線（XRF）分析装置S1 TITAN（エスワン・タイタン）シリーズは、マグネシウム(Mg)からウラン(U)までのほぼ全ての元素を定性分析、定量分析することが出来るBRUKER社の携帯成分分析装置です。高分解能SDD（Silicon Drift Detector、シリコンドリフト検出器）により、正確でわかりやすい合金種判定と成分表示をわずか数秒で行います。

試料の母材成分の特定とそれに続く検量線の自動選択を全て装置まかせとすることもでき、またシンプルなユーザーインターフェースから、あらかじめ想定される合金種を入力することで測定時間の大幅な短縮も可能です。バッテリーを搭載した軽量なハンドヘルドタイプの蛍光X線分析装置ですので、金属スクラップヤードなどの現場にて完全な非破壊検査を実現します。蛍光X線分析により、金属スクラップのリサイクル目的以外にもRoHS規制適合や鉛フリー製品の品質保証などにも使用されています。

蛍光X線分析とは？

X線管を励起源に使用するエネルギー分散型蛍光X線を試料に照射し、発生した蛍光X線の元素ごとの固有のエネルギーと発生量から、

試料中の成分元素や含有量を分析する成分分析方法です。また、蛍光X線分析により、プラスチック中のCl（塩素）濃度を測定することで、そのプラスチックにPVC（ポリ塩化ビニル）が含有されているか確認することも可能です。

Grade Library（合金種ライブラリ）
S1 TITANはUNSや DINなどといった様々な国際規格をカバーする合金種ライブラリを標準搭載しています。このライブラリは以下のものをカバーします。
• 低合金鋼　• Cr-Mo鋼　• 工具鋼　• ステンレススチール　• 特殊合金　• 亜鉛合金　• アルミニウム合金
• チタン合金　• 新種合金　• ニッケル合金　• ジルコニウム合金　• 黄銅　• 青銅　• コバルト合金

TITAN Detector Shield TM（ディテクターシールド）
検出器損傷に対する究極の防御策です。この保護シールドは、スクラップの削りくずやワイヤーなどの鋭い試料による損傷から検出器

ウィンドウを防御しながら、試料も迅速で正確に分析することが可能です。
• 高コストな検出器の損傷のリスクを最小限に
• 装置の動作可能時間を向上
• 軽元素測定時もウィンドウやキャリブレーションの切り替えが不要
• マグネシウム、アルミニウム、シリコンなどの軽元素分析でも分析結果に影響を与えません

内蔵カメラ、スモール・スポット・コリメータ（オプション）
視覚情報や正確な測定スポットの位置情報を獲得するために、S1 TITANに内蔵カメラ（640×480ピクセル）を装備することが可能です。オプションのスモール・スポットは、測定したい箇所をピンポイントで測定することができます。S1 TITANのSharpBeamTM最適化ジオメトリによって、測定精度・正確さは標準スポット径での測定と同様であり、理想的な精度を達成するために長い測定時間を費やすといった必要はありません。