WILLIAMSON / ウィリアムソン社(アメリカ)
赤外線放射温度計
赤外線テクノロジーを駆使した革新的な測定技術
特長
- 温度測定上もっとも重要な測定波長の選択が可能
- 水、水蒸気、火炎、プラズマ、レーザー、ガス、油、フィルム等の干渉源に影響されません
- 赤外線放射温度計測定技術は6種類
- 独自の測定技術で温度と放射率の同時測定を実現
- 低放射率のアルミニウム、銅、マグネシウム、のような非グレー系材料の測定が可能
- 高張力鋼板の加熱による放射率変動に対応したアルゴリズムがあります
概略仕様
赤外線テクノロジー
シングル波長 ~single-Wavelenge~ | ||
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短波長温度計 Short-Wavelength (SW) |
長波長温度計 Long-Wavelength (LW) |
特定波長温度計 Specialty-Wavelength (SP) |
◇波長が小さいので測定誤差が少ない ◇水蒸気・燃焼ガスの影響を受けにくい |
◇100℃以下の測定が可能 ◇幅広い温度域が可能 ◇低価格 |
◇樹脂フィルム・ガラスを対象とする特定の波長でなければ透過してしまう材料の測定用 |
2色&デュアル&マルチ波長 ~Ratio-Wavelenge~ | ||
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2色温度 Two-Color (TC) |
2波長温度計 Dual-Wavelength (DW |
マルチ波長温度 Multi-Wavelength |
◇2つの異なる熱エネルギー量を比率演算して測定 ◇視野欠けの測定が可能 ◇放射率を同時測定 ◇水蒸気・燃焼ガスの影響を受けやすい |
◇波長選択がアプリケーションにより選択されている ◇視野掛けの測定が可能 ◇水・水蒸気・燃焼ガスの影響を受けない ◇放射率を同時測定 ◇2色温度計より上位機種 |
◇ESPアルゴリズムを使用してアルミニウム・銅・亜鉛等の低放射率の材料が測定可能 ◇2波長温度計の上位機種 ◇ハイテン材等の放射率変動に対応し測定可能 ◇メッキ合金化による放射率変動にも対応 |
用途・事例
連続焼鈍炉での鋼板温度
- マルチ温度計は焼鈍炉内での鋼板・ハイテン材の元素移動による放射率変動に対応した表面温度の測定が可能です
- ロールウェッジ多重反射方式を2波長で測定すると温度測定と同時に放射率の測定管理が可能としています
アルミ工場の押出温度
- アルミビレットの押出しプレスへの挿入温度測定
- 押出プレス出口の放射率変動に対応した製品表面温度測定です
- クエンチの低温管理まで放射率の反動の影響を受けないで測定が可能です
メッキ鋼板の温度管理
- 亜鉛・錫・アルミメッキの処理後の表面温度測定が可能です
- メッキ合金化による放射率変動に対応した温度測定が可能です
- 表面光沢により反射が激しい条件での測定。低温・低放射率の条件でも測定が可能です